英語学習の材料置き場

上級英単語Botのエクステンションです。主にリスニングなど、英語学習に役立ちそうなものを紹介していきます。

ソーシャルメディアの人への影響

ラインやツイッターなどのソーシャルメディアに関する二つのビデオを紹介したいと思います。

5 crazy ways social media is changing your brain

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この動画は、ソーシャルメディアが脳に及ぼす影響を科学的根拠と共に説明しています。特にティーンエイジャーは心当たりがあるものも多いかと思います。

特に、携帯に通知が来ていないのに、バイブレーションが鳴ったと錯覚してしまう、Phantom vibration syndromeは、9割の人が経験しているといわれていて、私もそのうちの一人です。

この動画はテンポもゆっくりでいかにも説明口調なのでとても聞き取りやすいです。次の動画は、ややレベルが高めです。

Can we auto -correct Humanity?

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これはもともと詩で、それをビデオにしたものです。

オンラインで人とコミュニケーションをとることに慣れてしまって、人間らしさをなくしている、ということを言っています。びっくりするような統計なども出てきますが、知っておいた方が良いことだと思います。

よく聞くと、韻が踏まれていたり、詩的表現が沢山出てくるので、注意して聞くと面白いです。しかし、早口なのと英語が訛っているため、聞き取るのは少し難しいと思います。

歌詞を読みたい方はこちらからどうぞ

genius.com

グローバル化とは何か

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少し前まで、ほとんどの人はグローバル化は良いものだと考えていましたが、最近はそれが変わってきました。

 

このビデオでは、グローバル化が何であるかを簡単に説明してくれています。

短いので、深刻な問題についてはあまり触れていませんが、グローバル化がそもそもどうして存在していて、何が目的なのか、そしてどういう影響を及ぼすのかを知るのには良いイントロダクションだと思います。グローバル化について間違ったイメージ(グローバル化によって国々の貧困の差はなくなる、等)を持っている人も少なくないと思うので、見る価値は十分にあると思います。

ナレーターはとてもゆっくり話してくれていて、説明もとても明確でわかりやすいです。発音がイギリスよりなので、慣れていないと聞き取りにくいかもしれませんが、ビジュアルの説明も凝っているので、内容を理解するのは難しくないと思います。繰り返し見たら詳細まで理解できると思います。

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Ray Bradbury シリーズ

Ray Bradburyはアメリカの作家・詩人です。

5000以上の作品を書いていて、沢山受賞もしています。短編が多いのですが、彼の作品はどれも皮肉の利いたオチで終わっていて、星新一にとても似ていると思います。ある意味後味が悪いですが、いろいろなことを気づかせてくれて、考えさせてくれます。

短編ですし、文章としてはそこまで難しくないので、比較的簡単に読めると思います。しかも、作品の数が多いので、多読にも利用できます。

もし文学に興味があるのなら、モチーフや隠された意味について考察するととても楽しいと思います。欧米の高校の英語の授業では題材として使われてたりするので、ネットで検索するといろいろな分析や考察を読むこともできます。(題名+analysisで検索すると出てきます)それらのサイトは基本的に学生向けに書かれているので理解もしやすいと思います。

こちらのサイトで、彼の作品や歴史を見ることができます。

Ray Bradbury

(いくつかの作品は、有名すぎて題名を検索すると全文読めちゃったりします。なので無料で読むことも可能です)

彼の作品ですが、過去にアメリカのテレビの連載番組にもなりました。The Ray Bradbury Theaterという番組です。1エピソード30分以内なので手軽に見れます。ある意味詰め込まれているので、集中して見ないと理解するのは難しいです。ドラマを見てから作品を読んでもいいし、作品を読んでからドラマを見てもいいし、楽しみ方はいろいろあります。

私個人的には、ドラマを見てから作品を読む方がすきです。

最初のエピソード

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私が最初に読んだ作品

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こちらがそれの再生リストです

The Ray Bradbury Theater (Complete In HD) - YouTube

 

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セサミストリートに登場したドナルドトランプ

ドナルドトランプが大統領選挙に出馬するずっと前の1988年と1994年に、どう考えても彼をモデルにしたとしか考えられないキャラクターがセサミストリートに登場しました。

最初の登場回では、ゴミ箱建築家ロナルド・グランプとして、「グランプタワー」を建てようとします。どう考えてもトランプタワーのパロディーですね。

このロナルドは、Grouchという、ゴミ箱に住むタイプのモンスターの一人で、苗字であるGrumpは不機嫌、不平を言う人、という意味があります。

ある日突然やってきて、オスカー(Grouchの一人、緑色のモンスター)に、グランプタワーを建てたらそこに住む権利がもらえる代わりに、土地を譲るように契約を持ちかけます…

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二回目は、大ゴミ持ちで有名人のドナルド・グランプとして登場します。彼もGrouchです。

ドナルドが自分の見習い・助手になる人を探しにやってきて、立候補者たちをテストします。

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どちらのビデオでも、彼の性格のネガティブな面が強調されているように思われます。

ゴミを沢山持っているというのは、Grouchの間ではお金持ちだということですが、お金をゴミに変換しているあたりに何か意味を感じますね。

エルモがカツラを取ってしまうシーンには笑いました。ドナルドがカツラだということは、結構昔からネタにされていたようです。

どちらのエピソードでも、数字を数えるシーンがあるので、狙っている層は数字を読めるようになったばかりの小さい子供だと思います。なので出てくる英語はとても簡単だし、ゆっくり喋っています。リスニングには簡単すぎるかもしれませんが、暗示されている意味などを考察してみると面白いと思います。

ディズニークルーズショー

An Enchanted Classic (52分)

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これは、ディズニークルーズ(ディズニーの豪華客船)内で上演されたミュージカルです。エミリーという女の子の夢のお話で、たくさんのディズニーキャラクターが登場します。

ショー全体は長いですが、歌が沢山登場するので、実際にリスニングする部分はそんなにありません。なので、長時間のリスニングに慣れていなくても無理なく聞けると思います。

客層が広いので、小さい子供も理解できる内容になっています。

 

ピーターパン "Just change your perspective"  (観点を変えてみて)

エミリー "What??"              (どういう意味?)

ピーターパン "Your point of you"        (物の見方だよ)

というやり取りからわかるように、エミリーは幼い設定なので、出てくる英語は優しいです。物語の進行もとてもスムーズで分かりやすいので楽しみやすいと思います。

 

ディズニークルーズ内では様々なミュージカルが上演されています。どれも、「ごく普通の人(少女やおじさん)がディズニーの世界に出会う」設定で、テーマは「夢を信じ続けることが大事」というものが多いです。いろいろなディズニーキャラクターが出て来るので飽きないです。

ちなみにこの回で登場するのは、ピノキオ、アラジン、シンデレラ、リトルマーメイド、美女と野獣、ライオンキングです。

このようなミュージカルは、"Disney cruise show" で検索すると見つけることができます。ただ、船の中で撮影されているせいか、音質と画質が良いものを見つけるのは少し難しいです。

 

アメリカディズニーのアラジンのミュージカルショー

アラジンのミュージカル (46分)

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これはアメリカのカルフォルニアアドベンチャー内でのショーです。

このショーではストーリーは映画版と同じですが、ジーニーが映画版にもましてギャグを連発します。普通のダジャレというよりは、時事ネタが多く入っていたり、ディズニー作品や有名な映画からセリフを引用したりしていて、凝っているものが多いです。中にはネタがわかりにくいものもあるので下に載せておきます。

ミュージカルを撮影した動画なので、低音がうまく入っていなくて、声が低いキャラや、セリフが音楽と被っていたりすると少し聞き取りずらいかもしれませんが、全体的には音質は良いです。

ショーは現在は上演されていませんが、YouTubeなどで"Aladdin musical specutacular" "alladin california adventure"などと検索するとたくさん出てきます。その時によってジョークが違うので、いろいろ見てみると面白いと思います。

 

【ネタバレ注意】特にわかりにくそうなギャグのネタ 

14:12 一昔前にSNSで流行った、「白と金」にも「青と黒」にも見える洋服がネタ

14:19 ポニーテールがトレードのアリアナグランデがネタ。

15:02 Dr.Philというのはアメリカの有名なトークショーです。

15:17 ビートルズだったら死者をよみがえらせてもいいけどアンタはダメ、というジョー

23:22 「ワンダイレクションでいうゼインみたいな存在だよ」

23:46  Patriotsというのはイギリスのフットボールチームで、2015年の試合で、わざとボールの空気を抜くことで試合に勝ちましたが、後に起訴されました。(Deflategateという事件です)そして、Deflateという動詞には、「(空気を)抜く」という意味と、「意気消沈させる、しょげさせる」という意味の両方があります。なので 「まるでPatriotsがボールの空気を抜いた(Deflate)ように、アラジンを振って意気消沈させた(Deflate)ね」というジョークが成立します。

23:56 ”Umbrella ella ella ella hey hey”というのは、2007年にリリースされたリアーナの曲の歌詞です。

25:04 聞き取りずらいですが"facebook friend confirmed" (フェイスブックの友達申請を承認しました)と言っています。

25:19 Elton Johnは1975年に自叙伝であるアルバムをリリースし、自分の人格が曖昧であることを歌に込めました。その「曖昧な人格」がネタにされています。

26:00 「ファインディングニモ」の「ニモを探しに行ってくる」というジョー

34:24 Nick Jonasはイケメンのシンガーソングライターです

37:43  マイリーサイラスがポールマッカートニーと会った時、胸が丸見えの格好をしていたので、ポールを「不快にさせた」ことが話題になりました。「まるでマイリーサイラスみたいにみんなを不快にしてるよ!」というジョークです。

37:51 ”Wrecking ball”はマイリーサイラスの曲の名前です。

41:27 音がうるさくて聞き取りずらいですが、ハリポタの例の名台詞です。

日本の少子高齢化に関するドキュメンタリー BBC

No Sex Please, We're Japanese

topdocumentaryfilms.com

これは日本の少子高齢化についてのBBCによるドキュメンタリーです。

少子高齢化に悩む先進国は多くありますが、日本はその中でも1、2位を争う勢いで高齢化しています。この動画では、その原因の中でも日本独特なものに注目しています。

草食系男子の登場、現実よりもゲーム内の恋愛で満足してしまう人たち、田舎の過疎化、キャリアを求める女性、そして老人に特化した刑務所など、かなりセンシティブな問題を突き詰めています。BBCなので、情報が正確で立場も中立的です。

英語がとても流ちょうな日本人も登場しますし、日本語音声と英語字幕の場面もあります。英語字幕では、日本語の表現がどのように英語に翻訳されているか意識して読むと面白い発見があると思います。

このアナウンサーは少し早口で、言っていることも少し難しいです。一時間と長いですが、見る価値は十分にあります。カナダでは大学の社会心理学の授業で使われたほど有名です。