【英検一級二次試験】短期で二次試験に備える方法【2週間】
こんにちは。先日英検一級に合格しました。しかし実は、一次試験の合格通知が来るまで、二次試験対策を講じていなくて、短時間で勉強しました。
なので今回は、私が実践した、短時間で英検に備える対策法をご紹介します。
英語のスピーチの基本的な構成を覚えてしまおう
まず、特にあまりスピーチをしたことがない人は、どうやってスピーチすればわからないと思います。さらに、2分間という短いスピーチをまとめるにはコツが必要です。
私は、
自分の結論を一言でいい、理由をざっくり二つ言う。
最初の理由をもう一度言う。(言い換えて言う)
理由を説明する。
あれば事例を出す。
~なのでこうだと思います、と結論に結びつける。
二つ目の理由を言う。
説明する。
あれば事例を出す。
二つの理由により、私はこう考えます、よいう形で締めくくる。
という流れを使うようにしていました。
イントロ
最初ざっくりした理由を言うのは、英語のスピーチの基本であるのはもちろんですが、わざと細かい理由ではなくざっくりするのは、
- 喋ってる途中で別の良い理由を思いついて、それを言っても違和感が少なくなるから。
- ざっくりした理由にしないと、前置きに時間がかかって残りの時間が少なくなるから。
- もしも途中で2分経っても、最初の理由がざっくりしてれば、それっぽいことを言って締めくくることができるから。
です。なので、例えば、「将来、エネルギーの源は持続可能なものに置き替えられると思いますか?」という質問に対する最初の一言は、
Yes, I believe so because of the decrease of natural resources and the developing researches (はい、天然資源が減ってて、研究はどんどん進んでいるのでそうなると思います)くらい短くて良いと思います。
理由や例
理由や例は、なるべく具体的で、その問題に対して説得力があるものにしましょう。例えば、
「宇宙開発は続けられるべきです。かつてアメリカには人種差別がありましたが、ロシアとの宇宙開発戦争に勝つために、全ての人種に良い教育を与える働きが起きて、人種差別撤廃につながりました。このように、宇宙開発は教育水準を高めたり、人種差別をなくすことができます」
と言ったら、これは事実ではあるけれども、アメリカだけで起こったことで、他の国では起こらないし、はっきり言って宇宙開発にあまり関連していません。なので、
- 問題に直接関係がある理由
- 特殊なケースは✖
- 複雑で、いろいろな理由が絡んでいる例は✖
ということに注意してください。
どうやって自分の意見をまとめるか
英検で出てくる問題は、経済や政治、思想や法律など、いろいろな分野の議論しやすい問題が出てきます。なので、ある程度の知識と、自分の立場をはっきりさせることが必要になってきます。
一番簡単なのは二極化して考えることです。英語の教師をしている知人は、最初にリベラルと保守派の考えを読むと自分の考えをまとめやすい、とアドバイスしてくれました。
また、上のサイトに載っていない細かい問題は、こちらのサイトで利点と問題点を見ることができます。
例えば、「同性結婚は別に良いと思うけど、説得力のある理由が特に思い浮かばない…」と思ったら、Gay Marriageというところをクリックすると、15の利点と14の問題点が出てきます。それを読めば、賛成できる理由を見つけたり、逆に、「むしろこれは反対した方がスピーチしやすい」と思うかもしれません。
練習法
まず最初に、試験では、5つのトピックを読み、選んで、スピーチの構成を考える作業を1分でしなければなりません。なので、スピーチの準備をできる時間は実際は40秒くらいです。
なので私は最初、過去問のトピックを読んで、40秒で自分の主張と理由2つ、そして理由をサポートするのに使う例を考える練習をしました。もし40秒で良い理由が考えられなかったら、上記のサイトを読んだりして、よさそうな理由を探しました。また、日本国内の問題(例えば日本のエネルギー供給など)は、日本語で検索して統計を見たりして自分の主張をまとめました。
40秒で理由と例まで考えるのに慣れてきたら、実際に2分でスピーチします。この時、録音して聞き返したり、誰かに聞いてもらったりして、きちんと復習するようにしましょう。特に
- 自分が繰り返し使ってしまう表現、単語
- よく詰まる部分
- 意味が分からない文
等は自覚症状が少ないので、聞きなおしたりして確認しましょう。
繰り返しやすい表現
Andをたくさん繰り返したり、Soばっかり使ったりすると、聞こえがとても悪くなります。なので、同じ意味の違う表現を覚えておくと、聴きごたえのあるスピーチをすることができます。
And に変わるもの
- in addition to that
- beside this,
- therefore
- then
So に変わるもの
- thus
- in this way
- as a rsult
「主張する」
- state
- insist
- argue
- say
「~を可能にする、~を導く」
- let
- allow
- enable
- make
などです。もし、この他にも自分が繰り返し使ってしまう表現があったら、
を使うと、言い換え表現を探すことができます。