【リスニング】世界各国で異なる美の基準
最近はハリウッド映画などの影響で、世界共通の美しさが生まれつつあります。しかし今も、特に違う人種では美の基準が異なっています。
例えば、私が住んでいたマレーシアでは、薬局に行くと美白化粧水以外の化粧水が売ってないくらい美白が人気で、少し暗めのはっきりした色の口紅がトレンドでした。美白が人気なのは日本と同じですが、口紅に関しては、にじみ出る血色の良い色を好む日本とは対照的です。
今回はそんな違いを簡潔にまとめている動画を紹介します。アメリカの動画で、「アメリカが全て!だと思ってたけど実は違った」というスタンスです。視聴者もアメリカ人を前提としているので、見ていて違和感を感じる方もいると思います。
動画
難易度
アメリカ英語です。プロのアナウンサーではありませんが、活舌はよく、喋り方もはきはきしています。たまに速いですが全体的には標準的な速さで話しています。
難しい単語は少なく、たとえわからなくても映像から予測できると思います。
内容
体のライン
ベネズエラでは、大きな胸、締まっているウエスト、丸みのあるお尻が美しいとされています。この体形になるために、豊胸手術をする人も少なくありません。大統領が、「医者は女性に対して、胸が小さいのは恥であると説得してはならない」と批判しましたが、この風潮は今も続いています。
アパレルでも、胸の大きいマネキンを展示した方が売り上げが伸びるようです。
日焼け
特にアメリカでは、日焼けをすることは美のステータスになっています。日焼けサロンやビーチに出かけるのにお金をかけることができるのは、金持ちの特権だからです。
しかし、中国や韓国では真逆です。肌が黒ければ黒いほど、社会的地位が低いとみなされます。焼けている肌は、外での肉体労働を連想させるので、肌が白ければ白いほどお金持ちで美しいとされます。
アジアでは、出かけるときに日傘を使ったり、肌が白くなる化粧品や洗顔料を使う人が多いです。
肌の傷
友達の肌に傷があったら、「何があったの!?」と聞く人がほとんどだと思います。しかしエチオピアでは、傷は女性にとっては美しさ、男性にとっては勇敢さの表徴です。自分の肌をわざと傷つけて、生命力と美しさを表現するのです。
アメリカ人は傷を小さくしたり隠すためなら痛みも厭わないですが、エチオピアは真逆ですね。
二重
韓国で一番人気な整形は二重手術です。親が子供に整形をプレゼントすることも珍しくありません。西洋では二重が当たり前ですが、整形してまで二重になろうとするアジア人は実はたくさんいます。
しかし、これは韓国人が白人になりたがっているのではなく、ただ単にポップスターの真似をしているだけです。Kポップスターは大体整形しているので、ファンも整形をステータスだと思って手術します。
眉毛の太さ
たまに細い眉毛が流行る時期もありますが、1940年代からずっと、ふっくらした眉毛がアメリカでは主流です。特にメキシコでは、太い眉毛は美の象徴とされています。黒くてカールのある髪、紅い唇、太い眉毛がメキシコの美顔です。
現代では、わざわざ眉毛を染める人は少ないですが、やはり太い眉が好まれていて、最近ではヨーロッパでも流行り始めています。