BOB CATシリーズ ホームレスを救ったネコ
Bob catシリーズとは、元ホームレスのJames bowenによって書かれたノンフィクションシリーズです。夢をかなえることができず、ヘロイン中毒のホームレスだったジェームスが、ボブという猫と出会って人生を変えた話です。イギリスではベストセラーで、映画化もしました。
引用元:
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51EWEIkwkDL._SX337_BO1,204,203,200_.jpg
筆者ジェームス
ジェームスはオーストラリアで生まれて、イギリスで育ちました。なので彼の書く英語はすべてイギリス英語です。イギリス独特の表現や、イギリスのラフな表現が沢山出てきます。例:Fortnight(二週間)など。
元々ミュージシャンを目指していただけあって、おしゃれな言い回しもよく出てきます。文章が情熱的です。難しい言葉はほとんど出てこないので、洋書に慣れていない人も読みやすいと思います。
内容
内容はすべてノンフィクションです。本人が書いているので、生の感情が書いてあります。作者は音楽が好きなので、章の題名が有名な曲名だったりするので、注意して読んでみると面白いです。
作者は複雑な家庭環境で育ち、家族と上手くいかず、夢も失敗してしまって、落ちぶれるところまで落ちぶれます。しかし、ある日怪我した野良猫を助け、長い間失っていた「責任感」「愛情」「必要とされること」「社会に属しているという感覚」を取り戻します。そこから、試行錯誤しながら、家族に認めてもらえるまでに成長する話です。
暗いシーンはとても暗いですが、感動するシーンもたくさんあります。特に、作者の実はとても純粋な感情や、ボブを愛している表現はとても美しいです。
シリーズ
現在、5冊の本と、2冊の子供向けの絵本が出版されていて、映画にもなりました。映画については日本では見ることができませんが、本は大きい本屋さんでは売っています。また、アマゾンのKindleならどの本も日本で買うことができます。